健康を考えた時に切り離せないのが日々の食生活です。体は食べた物から作られていますが何を食べているかというのが重要です。

好きな物が毎日美味しく食べられていれば健康が維持できるというわけではなく、いかにバランスの良い食事が摂れているか食生活の習慣を見直してみることが大切です。

今回は微量栄養素について考えてみましょう。

身体は常に入れ替わっている

60兆個あると言われている体の細胞は毎日生まれ変わっていますが、日々の食生活の積み重ねで体は作られています。骨は約7年間で新しい細胞に入れ替わり、胃の粘膜などは3~4日で入れ替わっています。

一例を挙げてみましょう。

たんぱく質として上質の肉を食べたとします。口から入った肉は体内で化学変化されエネルギーになります。その時化学変化をスムーズにさせる物質として重要な働きをするのが微量栄養素なのです。

食べた物がきちんと化学変化されていれば要らない物はきちんと排泄されますが、この時に入れ替わった古い細胞の死骸等も便と一緒に体の外に排泄されます。化学変化されない老廃物は体内に残り血液を汚していきます。

微量栄養素を取り入れることの重要性

微量栄養素と呼ばれているミネラル類は野菜や海藻、果物等に多く含まれている栄養素です。

野菜は土に根を張り葉を成長させ太陽の光を浴びて光合成を行いビタミンをつくり、酸素と水で葉に栄養素を蓄えます。根からは土の中に含まれるミネラル類を吸い上げます。

野菜を食べることによってミネラルを摂ることができるるのですが、昔の野菜にはこれらの栄養素が豊富に含まれていました。

しかし現在の農業のやり方は大きく変化し化学肥料や農薬を使い時には工場の中で作られる野菜等も出てきました。化学肥料や農薬は大地に残留し土は痩せ、そこから収穫された野菜は形は見た目は大きく立派でも力のないものになってしまいました。

自分と家族の健康作りは家庭の台所からできるので、何を作り何を食べさせるかということは決して疎かにできないわけなのです。

できるだけ自分で食事を作ることが大切

かと言って忙しい生活の中で全てを無農薬で自給自足の生活ができるわけではありませんが、できるだけ外食や出来合いのものを少なくして手作りを心掛けたいものです。

今回はちょっと堅い内容になってしまいましたが、要は身体は食べるものから作られるので微量栄養素も上手に取り入れたいものです。