炭水化物ダイエットなど、炭水化物を抜くと痩せるという話が有名になっています。

しかし、炭水化物はダイエットをする上でも必要な栄養分なので、不足しすぎると口臭や体臭の原因となってしまいます。

今回はその理由について考えましょう

炭水化物が不足するとケトン体を産生するから

炭水化物の主な栄養素とは糖質と食物繊維です。糖質は脳を働かせたり、体を作ったりなどエネルギー源となります。

食物繊維はご存じの方も多いように腸の運動を活発にしたり、コレステロール値や血糖値の上昇を抑制します。もちろん糖質なので、取りすぎると脂肪が付きやすくなったり、血糖値を上げ過ぎてしまいます。

ではなぜ炭水化物を全く摂らないことが、口臭や体臭の原因になってしまうのでしょうか。それは、炭水化物に含まれる糖質は、体内で不足し過ぎると、基礎代謝も低くなるからです。

体はエネルギー源を補うために脂肪を燃やしてエネルギーを作っていきます。そのエネルギーが「ケトン体」といい、このケトン体が臭いの原因になってしまうのです。

これは「ダイエット臭」と呼ばれることもあり、甘酸っぱいような臭いがします。まずは口臭、そして汗などから体臭として感じられ、尿からも臭いがするようになります。

これは体が飢餓状態になっているサインであり、間違ったダイエット方法をしているというサインでもあります。

例えば運動を並行して行っていれば、筋肉が付いているので基礎代謝も比較的保たれるのでエネルギーが不足せず、また、食事をバランス良く摂っていればダイエット効果もありつつ、このケトン体が作られることもありません。

ダイエットにもバランスは大切です

人間の体を作る上で、食事は欠かすことができない大切な栄養素を取り入れます。

全てにおいて摂り過ぎは良くないですが、絶ってしまうのも体調を崩す原因にもなり得ます。ダイエットをしていたのに、臭いが出てくるのもイヤですよね。

キレイでいたいのはすべての女性が思うことですが、その中でもバランスの取れた考え方はダイエットの第一歩になりますよね。ぜひ心身ともにスリムで健康でありたいものです。