40歳前後の女性にとって更年期はちょっと怖いと感じる方が少なくないと思います。なぜならネットやメディアで取り上げられる内容はネガティブなものが多いので不安になるのも仕方がありません。

今回は更年期を上手に受けられることができた一人の女性の体験談を紹介します。もちろん全ての人に同じように当てはまる訳ではありませんし、気になる体調不良は病院を受診する必要があります。

しかし上手に更年期を受けれる点での『心の変化』過程の部分は参考になると思いますので、良かったら一読いただければ嬉しく思います。

40になっても意外と楽しく生活できていた

40代に入った頃、噂で聞く更年期に対して警戒心で一杯でした。女性向けの雑誌の特集で見る記事には生理の周期の不安定、体が急に火照るホットフラッシュ、うつ気分など、読むだけで不安になる内容が多く、こんな症状が自分にも起きるのだろうかと思っていました。

しかし40代は快適で特に美容面でも健康面でも気になることはなく、精神面でもかなり大人になっているので、若い頃と比べて色々なことが楽に思えました。「40代になったらおばさんだ」なんて思っているまだ若い女性たちには「全然そんなことはないよ」と、言ってあげたいです。

45前後になって心身の変化に気付く

「今までとちょっと違うな」と感じたのは、45才過ぎ辺りからでした。肌の乾燥の度が激しくなったようですし、あまり丈夫ではなかった子ども時代の頃のように、どことなく不調を感じるようになったのです。生理の周期も少し乱れがちになり、更年期に向かう体の変化とはこういうものなのだろうか、と思いながら「まだ若いし」と、気にしないようにしていました。

なんとなく以前と比べて体調が違う、と感じながらも、そういう話は友人たちにあまり話したくなく、集まりがあっても話題には持ち出さないようにしていました。そんな生活を続けて数年、最近では同年代の友人たちから体調不安の話が出るようになってきました。

時間の経過とともに肌の調子が良くない、突然ものすごく体が熱くなる、朝起きると気分が落ち込んでいる、何でもないことにイラつく等、よく聞くようになりました。人間だったら誰でも同じなのだな、女性だったらある程度の年齢になれば誰でも体の不調を体験するのだな、と、やっと自分の年齢から来る体調の変化を受け入れることができました。

今では明るい一面を見られるようになった

今までは更年期に入っているとは認めたくないけれど、更年期症状の話題になることはよくあります。私も同じ症状がある、どこどこの店の漢方薬が良いなど、気持ちをシェアしたり情報交換をしたりなど、今では結構楽しいものだなとも思えています。