子育ての見込みも立ち自分の時間も少しずつ確保できるようになる40代。

もし気持ちや時間に余裕が出来たのならば、「私自身」の健康について見つめ直してみましょう。この時期は更年期に突入する時期でもあるので事前に体調も準備を整えておくことが必要です。

いざ更年期に入った時にできるだけスムーズに順応することができるからです。

更年期に入る前に留意すべきポイント

個人差もありますが、更年期に入ると今までとは異なる疲労感や倦怠感を感じることが少なくありません。心も身体もスッキリとしない日も増えてくることでしょう。

しかし、いくつかのポイントをクリアすることで、できるだけ健康状態を保つことも可能になります。まずはそれらをピックアップしてみましょう。

定期的な健康診断を怠らない

自分の体調を知るには、まず健康診断から始めましょう。40歳になると自治体の健康診断も始まりますが、もし姉妹に婦人科系の病気(乳がん)などにかかっている方がいたら要注意です。

例えば自治体によっては乳がんのマンモグラフィが二年に一度の所もあります。しかしその間隔だと既にがんが進行する場合もあるのでリスクファクターの高い方は婦人科に行って自己検診をされることをおすすめします。

テレビやネットの健康情報だけで判断しない

健康番組での情報は万能とは限りません。一知識として承知しておくことは構いませんが、それをやったら”安心”と思い込むのは賢明ではないでしょう。

自分の体調を調べて目安を付ける上でネットの情報は参考になりますが、そこから更に踏み込んで身体の状態を知るには医師による診察が必要です。

身体に合ったペースを保つ

それは「平均睡眠時間」と「運動のペース」です。

一般的なデータはあくまでも目安なので自分の体力や健康状態に見合ったペースを見い出して継続するのが一番です。睡眠もできるだけ早めの時間を確保して質の良いものにしたいものです。

運動は簡単かつ継続しやすいウォーキングがおすすめです。自分一人だけだとなかなか続かないので家族を誘って一緒に行えばコミュニケーションも図れるので一石二鳥です。

無理は禁物です

運動を一つにしても、昔と同じ気分で始めると直ぐ身体が堪えてしまいます。筋力は思っていた以上に衰えて回復力も低下しているので気をつけましょう。運動を始めるのはいい事ですが、身体を痛めない程度にしましょう。

これらの点に留意して自分に適したヘルスコントロールを見極めたいものです。

~終わりに~

今までに改めて考えたことがなかった「自分の身体のこと」を色々と思い出して、リストアップしてみましょう。意外にも自覚していなかった弱点もあるはずです。

女性の40代は若いときの記憶を残しつつ老いを感じる時期でもあります。「まあ、まだ大丈夫かな」とおざなりにしてしまうと、そのツケは遠からず払わなくてはなりません。

「自分の身体の現状は?」この質問に明確に回答できるようであれば、40代女性の健康意識としては合格ですね。「自分を知る」ことを後まわしにせず一年一年を大切に過ごしましょう。